037556 ランダム
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自由に歩いて愛して。

自由に歩いて愛して。

自閉症と診断されて

息子が自閉症と診断されたのは、1歳7ヶ月のとき。
生まれたときからずーと、「育てにくい子だな」とは思ってました。
とにかく寝ない子で、出産した病院でも夜中ぎゃんぎゃん泣いているのはわが子だけでした。
1歳過ぎたら楽になるよ、との周りの言葉を真に受けなんとかやり過ごしていましたが…。


「何か違う」
今思えば母親の勘ってやつでしょうか。
決定的だったのは、逆さバイバイとクレーン現象。
手のひらを内側に向けてバイバイ、自分で指差しはせずに私の手を持っていく。
私の不安はどんどん大きくなり、いろいろ調べるうちに「自閉症」という障害を行き着きました。
言葉も出ない、指差ししない、毎日かんしゃくを起こして泣いてばかり…。
 

そして迎えた1歳半健診。
会場の区役所の一室で、息子は泣いて暴れました。
とにかく動き回り、お話も聞けない、積み木も出来ない、なにもかも。
他の子たちとは何かが決定的に違いました。
別室での面談を希望し、そこで発達支援センターを紹介されます。


発達支援センターでの面談の日、「お母さん、大丈夫ですよ。息子さんはちょっと遅れているだけです。」と言われることを期待していました。
でも約1時間の面談ののち、臨床心理士と指導員が出した結論は違った。
「言いにくいのですが、お母さんの心配されているとおりだと思います。」
えっ…それって自閉ってことですか?
と聞き返す余裕も無く、頭の中が真っ白になった。
あとは、相談員とどんな話をしたのかも、息子とどうやって家まで帰ってきたのかも覚えていない。
赤信号に気づかず、クラクションを鳴らされたのはなんとなく覚えているけど…。


それから1ヶ月後、発達支援センターでの初期療育に通うこととなり、
それと同時に、以後ずーっとお世話になることになる「県立こども病院」のリハビリテーション科を受診することになります。


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